Skip to main content

Judgment Engine

Judgment Engineはlimの中核コンポーネントです。イベント(取引)を受け取り、4段階の処理で最適な仕訳を自動生成します。

処理フロー

1. ルールマッチ

最も高速・低コストな処理です。過去に確定したパターンとのマッチングを行います。

ルールの構造

ルールのライフサイクル

  1. 作成: 人間の確認またはAI提案の承認時に作成
  2. 提案モード: 仕訳を提案し、人間の確認を求める
  3. 自動記帳モード: 3回確認されると昇格。確認なしで即座に記帳

2. 履歴マッチ

ルールにマッチしない場合、過去の類似取引をSQLで検索します。 マッチング基準:
  • 取引先名の類似度(レーベンシュタイン距離)
  • 金額帯の近接度
  • 時期的な関連性
  • カテゴリの推定
確信度が80%以上の場合、仕訳を提案して確認を求めます。

3. AI推論

ルールにも履歴にもマッチしない場合のみ、LLM(大規模言語モデル)を呼び出します。
AI推論は全処理の約1%です。ルールと履歴で95%以上を処理するため、AIコストは月額数十円に抑えられます。

AI provider / model の設定

現在の engine 実装では LIM_AI_PROVIDER / LIM_AI_MODEL* 環境変数で切り替えます。一般的 な AI_MODEL などの名前と衝突しないよう、lim 専用 prefix を付けています。vertex / local は差し込み点のみ先に用意されており、この時点では Anthropic adapter が実装済みです。

4. エスカレーション

AI推論でも確信度が低い(50%未満)場合、人間のレビューキューに入ります。

学習メカニズム

人間がJudgment Engineの提案を確認・修正するたびに、エンジンは学習します:
  1. 承認 → ルールの確認カウントが増加
  2. 修正 → 既存ルールを更新、または新しいルールを作成
  3. 却下 → パターンを記憶し、同じ誤りを繰り返さない

パフォーマンスの確認

自動化率、AI呼び出し回数、AIコストをリアルタイムで確認できます。

次のステップ

自然言語入力

Judgment Engineへの入力方法。

統計

エンジンのパフォーマンスを監視。