Judgment Engine
Judgment Engineはlimの中核コンポーネントです。イベント(取引)を受け取り、4段階の処理で最適な仕訳を自動生成します。処理フロー
1. ルールマッチ
最も高速・低コストな処理です。過去に確定したパターンとのマッチングを行います。ルールの構造
ルールのライフサイクル
- 作成: 人間の確認またはAI提案の承認時に作成
- 提案モード: 仕訳を提案し、人間の確認を求める
- 自動記帳モード: 3回確認されると昇格。確認なしで即座に記帳
2. 履歴マッチ
ルールにマッチしない場合、過去の類似取引をSQLで検索します。 マッチング基準:- 取引先名の類似度(レーベンシュタイン距離)
- 金額帯の近接度
- 時期的な関連性
- カテゴリの推定
3. AI推論
ルールにも履歴にもマッチしない場合のみ、LLM(大規模言語モデル)を呼び出します。AI provider / model の設定
LIM_AI_PROVIDER / LIM_AI_MODEL* 環境変数で切り替えます。一般的
な AI_MODEL などの名前と衝突しないよう、lim 専用 prefix を付けています。vertex /
local は差し込み点のみ先に用意されており、この時点では Anthropic adapter が実装済みです。
4. エスカレーション
AI推論でも確信度が低い(50%未満)場合、人間のレビューキューに入ります。学習メカニズム
人間がJudgment Engineの提案を確認・修正するたびに、エンジンは学習します:- 承認 → ルールの確認カウントが増加
- 修正 → 既存ルールを更新、または新しいルールを作成
- 却下 → パターンを記憶し、同じ誤りを繰り返さない
パフォーマンスの確認
次のステップ
自然言語入力
Judgment Engineへの入力方法。
統計
エンジンのパフォーマンスを監視。